10/14 発売のホンダ CB1000Fに早速試乗してきました!

「バルブタイミングをずらして空冷のようなバラツキ、鼓動感を〜」みたいな、キャブ時代の空冷バイクの味わいを楽しみにしていましたが、そこはちょっと期待外れでした。
現行のバイクに乗ると、本当にどれもメカノイズが少なくて、スムーズに走るバイクばかりなので、CB1000Fへの試乗はすごく楽しみにしてたんですが。
確かにCB1000 ホーネットなんかと比べると全然違うのかも知れませんが、空冷キャブ車のゼファー1100と比べると、CB1000FはSSのエンジンを積んだ最新の優秀なバイクでした。
大型バイクという乗り物は、嗜好性の塊みたいな商品なので、その人の価値観によって良し悪しが大きく変わります。
ですので、私みたいに「古いバイクのガチャガチャした機械的なノイズや振動、ぬるめのレスポンス、金属無垢のずっしり感」みたいなものが好きな方にはCB1000Fは物足りないかもですが、そうでない方には大変おすすめです。
(ちなみに、CB650Rは乗りやすいながらもなんだか荒々しい音のするエンジンで、現行の新しいバイクでありながら、味付けが濃いと思います。デザインも何かに近づけるわけでもなく、オリジナリティがあってかっこよいと思います。私的に残念なのは黒がマットであることです。)
信号の多い市街地の20分だったので、正直あんまりよくわからなかったのですが、CB1000Fは、低回転ではちょっとギクシャクするものの、高めのギアでまったり走れます。
吹け上がりもよく、レスポンスよく加速しますが、市街地では1000ccのエンジンに振り回されることもなく、安心して走れるような味付けになっています。
ポジションについて、168cm短足で少しの前傾になりました。
ハンドルが結構幅広なので、タンクの上からガバッと覆い被さるような印象でした。
タンクの天面が大きいので、またがってみると横から見る以上に大きなバイクに見えます。
納期のことなど
地域によりけりだと思いますが、地域の販売店グループで在庫を共有しているそうです。
そのせいで、フライングで受注を行なった店舗があると、同一グループ内の他の店舗に全く在庫が回らなくなるらしいです。しばらくは納車待ちが続きそうですね。
私が試乗させていただいた販売店では試乗車をおろした日には思いの外来客が少なかったそうです(試乗してもどうせすぐ入荷しないから)。

Z900RSと比較して

正直、Z900RSに乗ったのが随分前なのでちょっと忘れつつありますが、
■エンジン:Z900RSの方がレスポンスがよく、しかし荒々しい音を出しながら回る感じでした。私は音の面でZ900RSのエンジンの方が好きです。
■車体:車体の軽さは似たような印象ですが、CB1000Fの足付きが良いので、安心感がありました。Z900RSのタンクはニーグリップする部分が幅広なのでガバッとまたを開いてまたがっているような雰囲気でした(それによって車体をホールドしやすい)
短時間の試乗ですが、CB1000Fのシートは、Z900RSのように痛くなりそうな雰囲気はありませんでした(Z900RSの標準シートは、形状と硬さのせいか、慣れとかそういう問題じゃないくらいお尻が痛くなります。)。
■質感、デザイン:Z900RSの方が塗装・グラフィック、パーツの仕上げにおいて質感が高いと思います。CB1000Fが決して安っぽいというわけではなく、そもそも高級に見せようとしていない感じです。タンク、テールカウル、ヘッドライトより下側のパーツとその仕上げが、Z900RSの方が手が込んでいます。例えば、Z900RSのホイールは、塗った後にわざわざ削ってありますからね。
よく言われていることですが、CB1000Fは装備からすると価格が抑えられたバイクです。バイクメーカーに勤める知人も、「自社ではこんな仕様のバイクをこんな値段では出せない」と言ってました。
Z900RSも現代的で優秀なバイクですが、感性的な味付けはCB1000Fより濃かったので、私はZ900RSの方が好みです。
レンタルバイクに配備されたら、またCB1000Fに乗ってみたいです。


