エボ ハーレーとスヴァルトピレンの日記

趣味のバイク(エボ ハーレー&スヴァルトピレン)、撮影などについてのブログです。

ドゥカティ モンスター+に試乗した。



 

新しい駐輪場の空きが回ってきて、置けるバイクのサイズ制限がなくなったので、何となくいろなバイクを物色したくなりました。

 

メインのバイクは古いハーレーなので、「高回転まで回しながら軽快に走るバイクは自分には向いてないかも」と思ってました。

でも、スヴァルトピレン401を増車して、思いの外そんなバイクも楽しいなと思っているところです。

 

そこで、今回試乗したのが2023年式 ドゥカティ モンスター プラスです。

 

結論から言うと、スヴァルトピレン401と入れ替えたくなっちゃいました。

 

そのポイントはこちらです。

 

1.グイッとアクセルをひねったときの、エンジン一発一発の爆発と連動しながら地面を蹴って加速していく感じが非常に気持ちいい。

2.アクセルをひねればすごく早いのに、街中でゆっくり走っててもストレスがない。

3.めっちゃ軽い、足つきも良い

 

スヴァルトピレン401が用途(ハーレーより軽くて、気軽に乗れて、個性が強い)的に唯一無二かな?と思ってたのですが、モンスタープラスは完全に上位互換のバイクでした。

 

以下、詳細です。

 

■エンジン

アイドリング状態では、ほとんど鼓動感的なものはありません。停めた状態で回転を上げても、さらっとスムーズに吹け上がります。

低速トルクが必要十分なので、発信時も不安はありません。

 

低回転から大きくとアクセルをひねると、「ダダダダダっ」と力強く加速してます。エボのソフテイルもこれに近くて、私の大好きな加速感です。

加速時の鼓動感も非常に心地よくて、一瞬ハーレーとスヴァルトピレンをドカ1台にまとめちゃっても良いかも!?と思いました。

XSR700の加速感もこれに近かったと思いますが、速度の伸びと鼓動感はモンスターの方が強烈です。

 

このバイクのすごいところは、そんな強烈な加速感がありながらも、ゆっくりでもストレスなく走れるところです。

XSR900はエンジン特性とポジションから、低速走行がとてもしんどかったので、モンスターの扱いやすさに驚きました。

 

ドライブモードも3モードから選べますが、そこに頼らなくても良いくらいです。

 

エンジンのモードは、優しい順にARBAN、TOURING、SPORTです。

ざっくり違いを言うと、アクセル開度に対してクイックに反応するのが、SPORT、ゆっくり反応するのがARBANという印象でした。

市街地では、ARBAN、TOURING。郊外や高速ではSPORTがちょうど良いかなと思いました。

特性の違いが明確で切り替えも楽なので、重宝しそうな機能だなと思いました。

 

シフトの入りもすごく心地よくて、音も感触もしっとりとしています。操作した時の反応がはっきりしています。

 

■ポジション

私は168cmで短足ですが、カカトベタ付きで、ちょっと膝が曲がるくらいでした。

足つきが良すぎます。車重が軽いことも手伝って非常に取り回ししやすく、全くコカす不安がありませんでした。

一方で、座面からステップまでの距離が短いので、足が窮屈に感じてしまいました。

正直、ここまで低くなくても良いかなと感じました。

店員さんにそれを伝えたところ、標準装備になっているローシートを本国の標準シートに変えられる方も多いとのことでした。

 

■ブレーキその他

私は細かいことはわからないですが、何の不満もありませんでした。

ハンドリングも非常に素直で、初めてでも違和感なく乗れました。

 

■デザイン

ここが刺されば即決しちゃいそうなんですが、最近の他のバイクと比べて飛び抜けたものを感じないんですよね。

ドゥカティのソリッドレッドは非常にそそるのですが、「これがモンスター+の特徴だ!」みたいなポイントがないんですよね。

エンジン周りも個々のパーツは執拗に細かく造形されているんですが、主役のはずのLツインエンジンが溶け込んでしまっている印象です。

丸目ライトだった頃までは、見せ場が明快なデザインだったのに。

帰って色々調べてたら、SS950も良さそうなので、デザイン的な観点だとそっちの方が気になってます。

 

 

<まとめ>

時期増車候補として、R1250GSが一番だったんですが、ここにきてモンスタープラス(かSS950)が最有力になってきました。

ハーレーやBMWの現行車に試乗して、「やっぱり20年以上前のバイクが、味が濃くて良いかな」と思ってましたが、その感覚が吹き飛びました。

ドカについても古い方が味は濃いのでしょうが、エンジンだけでなくポジンションやハンドリングもクセが強い上に、故障リスクが不安です。

むしろ現行車の方が扱いやすさと「味」がうまくバランスしてるんだろうなと思っています。

 

私的にはスヴァルトピレンも十分楽しいバイクなんですけど、それを上回るモンスタープラスの感性価値に感動しました。

ちなみにメインで所有している98年式のハーレーは、エンジンや存在感が好きすぎて殿堂入りしてます。

 

 

<ついでに>

実はR1250Rも試乗しました。R1250GSの流れで結構期待してたんですが、割と普通だったので時期増車候補から外れました。デザインはモンスターより好みなんですけど。

R100Rも非常に気になってるんですが、100万円前後からだし、壊れたら治るかどうか「?」なので候補から外れかかってます。