前回XSR900にわくわくしながら乗ったら、期待に反して好みに合わなかったので、今回はXSR700に乗ってみました。
結論を言うと、XSR700は私の走り方に合っていてすごく気に入りました!
250ccや300ccからのステップアップではなくて、いきなりこちらのバイクを買っちゃってもいいんでないかと思いました。
先代の2020年モデルに約7時間、90kmほど乗りました。
【XSR900のレビュー】
https://super-mikan.hatenablog.com/entry/2022/09/06/001332
■第一印象
軽!!
車体が激軽です。
普段乗っているソフテイルが約300kg強なのでXSR700が軽く感じるのは当たり前なのですが、それにしてもこれまでに乗ってきた400、600の四気筒、W650なんかと比べても軽いなと思いました。
■エンジン
これまたハーレーに乗っている影響ですがエンジンの鼓動感も軽いなと思いました。
普通に走っていると、軽やかに振動も少なく回転が上がっていくのですが、意識的に高めのギアを選んでアクセルを大きく捻ってあげると、「ダダダダ」と強めの鼓動を感じることもできます。
XSR900の場合、気持ちのよい回転域(アクセル操作に速度がリニアについてくる)を使おうとすると速度が上がりすぎてしまい、なんだか急かされている感じがありました。
しかし、XSR700はスムーズに吹け上がるものの、低速低回転でゆっくり走っていてもアクセル操作と速度が気持ちよくリンクしていて、とても快適でした。
同じXSRという車名ですが、700と900は全然違う性格のバイクでした。
■高速道路
100km巡航で無理なく追い越しも可能です。
ネイキッドなのと、状態が起きるポジションなので、風をまともに受けますがエンジン的には回転が上がりすぎることもなく、快適に巡航できました。
車体が軽い分安定感があるか不安でしたが、横風が吹いていても安定して走ることができました。
ただ、急加速するとサスが柔らかめなせいか、ちょっと上下にフワフワしちゃうのが気になりました。
■一般道
田舎道をトコトコ走っても快適なのが好印象でした。
ほぼ前傾のないポジションと低中速トルクの強いエンジン特性により、遅い車の後ろでもストレスを感じにくいです。
前が空いたらギアを変えずにアクセルをかばっと開けて、気持ちの良い加速を味わうこともできます。
■足つき
168cm 中肉 短足の私にとっては足つきそのものは良くはなかったです。
ただ、シートが細いのとサスが沈むのと車体がすごく軽いのとで250ccに乗っているくらいの感覚で不安はありませんでした。
■シート
フカフカで快適、変な当たり方をしない良いシートです。XSR900のときは、シート形状と硬さにより足の付け根がすごく痛くてめちゃくちゃ辛かったです。
■デザイン
実車を見るまで好みだなと思っていたのですが、実際に触ってみるとなかなかにコストに縛られた仕様になっているなと気付きました。
ここは金属かな?というパーツがことごとく樹脂で、塗装も薄くパラっと吹きましたみたいな感じなんですよね。
そういう素材選定、仕上げだからこそ軽くて、お手頃な価格でまとまっているとは思うのですが、私が眺めたり磨いたりするならもう少し仕上げにコストをかけて欲しいなと思うところです。
タンクはアルミ生地にヘアライン&クリア塗装、一部のパーツはアルミだったりするので、各部門でだいぶすり合わせをしてコストをかける部品を厳選したんじゃないかと想像します。
見た目に関してはやっぱりXSR900が好きです。
■まとめ
車体が軽くて取り回しが楽、過不足のないエンジン特性で、疲れにくく楽しく乗れる素晴らしいバイクだなと思いました。
一方で外装の仕上げはどうしても上位機種や外車には負けてしまうところがあり、どうせ買うなら、、、という気持ちが拭い切れなそうだなという印象を持ちました。