トリッペンのHafelとGolfについて長らくデリケートクリームだでけケアしてきました。
トリッペンの路面店でHafelを購入した時、履いた後のブラッシングとたまにデリケートクリームを塗るだけのケアをおススメされまして、丁寧に履いていたのでそれでも大きな問題はありませんでした。
しかし、9年近く履き込んでそろそろ色褪せ具合が気になってきたので今回は色付きのクリームを使ってメンテナンスします。
それぞれ確か一回ずつソールの張替えもしています。トリッペンは足の屈曲に綺麗についてくるのでソールの減りも穏やかです。
Golfの方は汚れや水染みも目立ちにくいので、たくさん歩く必要のある海外出張でも結構活躍しています。
こちらはきれいな中古を買いましたが、今となっては新品でも中古でも関係ないくらいに自分の足に馴染んできました。
今回は下記の道具を使います。
1、馬毛ブラシ 靴の埃落とし
2、クリーナー 汚れ落とし
3、クリーム 革の保湿と補色
4、ペネトレイトブラシ クリームをこれでつける
5、豚毛ブラシ 塗ったクリームを均一に伸ばす
6、ワックス 艶出し
※ブラシセットでまとめて買うと少し安くて手軽ですね
では、写真付きで手順説明します。
1、埃落とし
馬毛ブラシで埃を入念に落とします。
Hafelはシューレースの取り回しが特殊なのであらかじめ写真でメモしときました。
写っているのはトリッペン純正シューツリーです。普通のより先が丸めですが、普通のでも大丈夫です。
メンテナンス中に靴が変形すると作業しにくいのでシューツリーを入れて作業します。
Golfも同じように進めます。
2、汚れ落とし
モゥブレイのリムーバーをコットンの端切れに含ませて優しく拭き取ります。
これで古いクリームや汚れを拭き取ります。
これでもそこそこ綺麗になります。
3、保湿、補色
明るめの革には明るめのライトブラウンのクリームを、暗めのブラウンにはミディアムブラウンを使いました。
色が濃くなりすぎないように革よりも明るめのクリームを使ってます。
トリッペンの革は自然な風合いが魅力なので、極力オリジナルの色味を残したいなと思います。
ペネトレイトブラシで、少しずつ塗ります。
この後、豚毛ブラシでブラッシングし、クリームを満遍なく広げます。豚毛ブラシの方が馬毛ブラシよりコシがあるので細かいところまでクリームが入りやすいですが、なければ馬毛ブラシでも良いと思います。
ブラッシングすると結構ツヤが出ました。この後きれいなコットンで余分なクリームを拭き取ります。
これだけで完了してもOKですが、今回はワックスで艶出しです。
4、艶出し
まずは、ワックスを「つま先」と「かかと」に薄く塗ります。
ワックスの成分は革を硬くするので、履いている時革が曲がるところに塗布すると、革が割れてしまうことがあります。ですので、そういった曲がりのないつま先とかかとだけにワックスがけします。
少しワックスを塗ったら新しいコットンハギレで優しく円を描きながら磨いていきます。
このとき、布に水を軽く染み込ませます。そうすると、コットンが革の上を滑らかに滑ります。
乾いていきたら水を再度含ませて、ワックスを塗り足しながら優しく、満足いくまで磨いてみてください。
6、完成
インスタにあげた写真撮なので少しフィルター効果かかってますが、こんな感じに綺麗になりました。
細かな傷も目立たなくなりました。
ビフォアはこちらです。
撮り方が違いますが、だいぶ見違えたと思います。