去年の10月、2004年式 XL1200Cを買いました。
その辺りの話は後日ということで、今回はスロージェット交換で苦労したことについて書きます。
経緯:購入時から、トランプのチタン2本出し、購入後S&Sのエアクリを装着したことでアクセル閉じた時のアフターファイアがえらいことになっていました。
購入したお店のお話ではスローのみ純正の42から45に変えてあるとのことでしたが、プラグもかなり白っぽく、どうも薄すぎるようでした。おまけにアイドリング時にクシャミも、、、。
いろいろ調べていると、どうもスロージェットの番手をさらに上げれば、状況が良くなりそうだなと言うことで、今回のスロージェット交換に至りました。
そもそも、日本向けのスポーツスターは、かなり薄めのセッティング出そうで、マフラーエアクリ交換でさらに薄くなっちゃうそうです。お店では、濃すぎてカブるリスクを考慮して、低めの番手のジェットに交換したとのことでした。
普通に行けば、手順はこんな感じです。
1、エアクリのカバーを外す(なくても作業できなくはなさそうですが、結構邪魔です)
2、キャブのした側のカバーを外す(ネジ4本)
3、スロージェット交換
(多く見積もっても1時間くらいを想定)
が、そこは2004年式。16年前の車両なのですんなりはいきません。
実際には、こんな感じでした。手順は、他をご参考ください。ここでは、イレギュラーへの対応をメインに紹介します。
1、エアクリのカバーを外す(なくても作業できなくはなさそうですが、結構邪魔です)
2、ネジを外す過程で、エアクリベースと、キャブも少し外すハメに、、、
スロットルワイヤーがキャブから外れて後戻りできないことに気付く。
3、キャブのした側のカバーを外そうにも、左奥のネジが初めから舐めかけてて、外れない。
いろいろやったけど、ついに舐めきる。定番の556、凍結潤滑剤など、全てのネジにたっぷりかけて、ハンマーで叩いて、3本はなんとか外れたけど、4本目だけは外れませんでした、、、
4、途方に暮れるが、このまま元に戻しても、気持ち悪い&お店で作業してもらう時間もお金も惜しい
5、近所のコーナンに、ネジザウルスとステンレスのヘックスボルト(そもそも柔らかくて事故りやすいネジなのが問題。二度とキャブ開けたくないけど、念のためネジ交換)を買いにいく
6、帰ってネジザウルスで、ねじに挑む→あっさり緩んだ!ネジザウルス最高!もっと早くに買っておけば良かった。
7、ジェット類とご対面。普通のマイナスドライバーでジェットを外そうとするが、これまた固着していて絶望。わざわざジェット買いに行ったのに、、、
8、キャブ用ドライバーの太いマイナスがなんとかスロージェットの穴に突っ込めることに気づき、なんとかスロージェットを外す。
9、無事、50のスロージェットを装着!48も買ってたけど、50を付けてる方が多いのと、もうキャブ周り触りたくないので、いきなり50です。
10、キャブを元に戻して、スロットルーワイヤーも元どおりに。アクセルワイヤーを緩めないと、ワイヤーの自由長が足りず、元に戻せません。あと、キャブとインマニの間にあるゴムパッキンも丁寧に結合。アクセルワイヤーを良い感じに調整。
11、エアクリを再装着(これが地味に面倒)
(約6時間、、、)
結果
ちょこっと自動車専用道路を走りました。
エンジン始動:なんか音が太くなった
クシャミ:なくなった!
アフターファイア:アクセル全閉時にやはり出るが、だいぶマシなレベルに今日ミクスチャ調整したらなくなった
その他:低回転時のトルク、加速感が増したかも
3拍子:3拍子が出るようにセッティングしてもらったツインテックを入れているけれど、ジェット交換前も後も出ず
これまでも、いろんなバイクに乗って、ちょこちょこ触ってきましたが、古いことを差し引いてもこんなにネジ外しに苦労するバイクはありませんでした、、、
でも、これまでのどのバイクより気に入っています。
4/22 追記
メインジェットを純正160から180に交換しました。高速道路での高速域の速度のノリがだいぶよくなりました。追い越しがしやすいです。
ただ、4速でアクセル開けての話なので、高回転の振動が気になってあまり気持ちよくはありませんでした。回したせいかちょっと燃費も悪くなりましたが、低回転でのんびり走ればあまり変わらないと思います。
下道ではほとんどわかりません。
これ以上やるなら、ダイノジェット組み込みですかね。
古いスポーツスターいじりにチャレンジされる方にオススメです↓