エボ ハーレーとスヴァルトピレンの日記

趣味のバイク(エボ ハーレー&スヴァルトピレン)、撮影などについてのブログです。

カバーだけで大丈夫?屋外駐輪ハーレーの錆対策

金属パーツはノーメンテだと年月の経過とともにどんどん錆びていくものです。

今回は屋外屋根付き駐輪場における、私の日頃のハーレーメンテナンスについて書きます。

 

私のソフテイルは1998年式、屋外駐輪も2年目になりますが、新たな錆は発生していないので、おそらく一般的な同年式モデルよりも綺麗に保てていると思います。

 

 

■錆びさせないためにどうするか?

1、カバーをかける+カバーを外す

バイクカバーをかけることが一般的ですが、私はそれだけでは全然足りないと思っています。

 

なぜなら、屋外駐輪の場合カバーをかけていてもカバー内に湿気が入り込み、雨が上がるとそれらは結露としてバイクに残ってしまうからです。

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*こんなに垂れるほどではありませんが、雨の後に金属パーツを指でなでると指先が濡れます

 

結果、バイクは濡れたまま放置された状態になるので錆が発生してしまいます。

ですので、雨が止んだらカバーは一旦外します。

こうすることで、パーツ表面についた結露を蒸発させて錆びにくくします。

外出前など、カバー外しっぱなしが不安な場合は下側を少しめくって風通しを良くしてあげるだけでも違うと思います。

さらに気をかけるなら、バイクカバーを外した後に結露を拭きあげるのもアリだと思います。

ただ、ホコリだらけの状態だと磨き傷をつけてしまうので、柔らかい布でトントンと抑えて結露を吸い上げる程度で良いと思います。

2、パーツにガラスコーティング

市場にはメッキコーティング剤などもありますが、経験上すぐに効果がなくなってしまいます。ですので私はメッキパーツにはガラスコーティングを施工します。

こうすることで、メッキ面が直接水分に触れることを防ぎます。

見た目はほとんど変わらないか、中古パーツの場合は輝きが増します。

パーツの裏側などは、見た目をあまり気にする必要がないものの錆びやすい部分はスチールウールや紙ヤスリでさびを落として、錆止めスプレーを吹いています。

 

 

3、洗車は極力しない

洗車は手間はかかるものの、とても綺麗になるので楽しいです。

でも、水を使うのでそれもまた錆の原因や電装トラブル、稼働部の油分落ちなどを招きます。

ですので、雨に降られて泥だらけになった場合など、よほどのことがなければ水での丸洗い洗車はしません。

洗いたい時は、基本的に無水洗車シャンプーを使っています。

最近見つけたのですが、どうしても水洗いしたい場合は、簡易シャワーを使うとすごく便利です。それまではバケツに組んだ水とジョウロで洗ってました、、、

これを使うと、ポンプでの圧縮は必要ですが、水栓のない場所でもシャワーで洗車できます。

洗車した後は必ずしばらく走って拭き取れなかった水を蒸発させます。

    

 

■それでも錆びてしまったら?

ここまではバイクを錆びさせないための取り扱いでしたが、ここからは錆びた後の話です。

 

1.錆を落とす

錆落としのやり方については、以前投稿した錆落としの記事をご覧ください。

super-mikan.hatenablog.com

基本的にクロームメッキでもフレームの塗装でも同じです。

 

サビの進行状況にもよるのですが、手で触って凹凸を感じるレベルのサビは基本的に薬剤を使っても磨き傷が増えるだけでほとんど落ちません。

サビ取り系のクリームは、コンパウンドも表面上のくすみに近いようなサビにはききますが、それ以上のサビには使わない方がいいと思います。

 

プツプツ、赤や黒に変色した錆には、ボンスターというスチールウールを使って優しく磨くのが一番効果があると思います(ハーレーディーラーで教えていただきました)。

        

金属に金属を当てることになるので、傷が心配だと思います。

磨き傷がつくかどうかでいうと、ごく浅い磨き傷はつきます。

しかし、そういったレベルの磨き傷は布で磨いても付きます。

そもそも、凹凸を感じるレベルのサビの場合、その時点でサビの方が磨き傷より目立っていると思います。

時間とお金をかけて布とクリームで磨き傷だけを付けるよりは、スチールウールできちんと錆を落としてあげた方がきれいになります。

 

錆を落としたいパーツをきちんと洗って、汚れを落としておいてあげると、磨き傷も最小限にできると思います。

 

2.取れない錆

これは錆が金属のベースまで深く食い込んでいる場合、あるいはメッキ層や塗装が剥がれてしまっている場合です。

この場合はいくらスチールウールを使っても、凹凸がなくなるだけで、小さな斑点が残ります。

塗装パーツの場合は錆止め塗料でタッチアップします。

     

錆の跡が気になる場合は錆のマシなパーツを購入して、取り替えましょう。この時にガラスコートまで施行してしまうと良いと思います。

 

今回は金属の部品の多いハーレーの錆対策についてでした。

 

こちらの対策は国産バイクでも同じです。

 

レブル、エリミネーター、ボルト、エストレア、W800、XSR、トライアンフなど、比較的金属パーツやメッキパーツが多いクルーザー、アメリカン、クラシック系に乗られている方は参考にしてみてください!