エボ ハーレーとスヴァルトピレンの日記

趣味のバイク(エボ ハーレー&スヴァルトピレン)、撮影などについてのブログです。

ハーレーが壊れた 1 / 2

納車されて、1年と約4ヶ月、エボ ファットボーイのエンジンが走行中に止まっちゃいました。

1997年式、25年も前のバイクなので仕方ないですかね、、、。

 

<エンジン停止時の様子>

 

今日もハーレーは気持ちいいなと思いながら山道を走っていた時のことです。

上り坂を走っていると、急にガス欠のような雰囲気でエンジンが止まってしまいました。

それと同時に何かが焼けるような匂いも。

 

路肩に寄せてすぐイグニッションスイッチを切りました。

 

ガソリンタンクの中を見るとガソリンはそこそこ入っていたので、「再始動できるかな?」とスイッチをONにすると、それと同時にセルモーターが周りだし、車体が前に進みだしました。

急いでスイッチを切って、スタータースイッチを確認すると、勝手にONの状態になっています。

ここは本来OFFのポジションで固定されているはずなのに、なぜかONのポジションにだらんと下がっているようでした。動かしてみると、スイッチの弾力もありません。

 

ギアをニュートラルに入れ、再始動を試みても、モーターは力なく回るだけ。

どうやら、モーターも死んでいるようで、自走不可と判断。レッカーのお世話になり、現在修理待ち中です。

 

<故障の考察>

1、スタータースイッチのバネが壊れて、走行中の振動で勝手にONのポジションに

2、1によりスターターモーターが回転し続けて、焼けて壊れた(このモーターは長時間回すようにはできてないんです)

3、なぜエンジンが止まってしまったのかは不明です

 

そういえば、エンジンが停止する前の走行中、エンジン始動後にセルを回した時にでる「カキン」と言う金属音が聞こえていました。路肩に壁があったのでメカノイズが反響してるか、空耳かと思ってましたが、多分その時点でスイッチが壊れてたんですね。

 

<今後>

修理部品:最低でもスイッチとセルモーターの交換が必要そうです。

セルモーターは社外品でも¥50,000強、純正で¥100,000程度(らしい)。

スイッチは、調べたところ純正だとハンドル左右のスイッチ一式で¥40,000弱。社外品で¥12,500でした。

セルモーターは社外品新品。スイッチは純正品新品か、中古かなと思っています。

私の個体のハンドル周りのスイッチ一式にはどうやら社外品が使われているようで、それが原因になっている可能性もありそうです。スイッチが単体で壊れる分にはまだしも、また高価な部品(セルモーター)が道連れになるのはいただけませんので、スイッチは純正かなと思っているところです。

 

これまでたくさんのバイクに乗ってきましたが、こんなにはっきりと壊れたのは初めてです。

修理代¥100,000以上は流石に痛いですね、、、。購入店の方に相談しながら、できるだけ早く、コストを抑えて直せないかこれから調整していきます。

 

 

 

 

 

 

 

XSR900をレンタルしてみたレビュー



こんにちは、今回はXSR900をレンタルしたレビューです。
品薄状態のXSR900ですが、YSPの中でもで1店舗だけXSRをレンタルしているところがあったので8時間コースで借りてきました。

このバイク、デザインがすごくツボで予約した後は仕事が手につかなくなるくらい楽しみでした。

 

<印象に残った良いところ>

■軽い!

普段乗っているハーレーが300kg強あるので、それと比べるとそりゃそうだろうと言う感じですが。

ただ、私は400cc4気筒ネイキッド(FZ400)、650cc2気筒(W650、er-6n) にも乗ってたこともあります。それらと比べても取り回しがすごく楽で、立ちゴケの不安が全然ありませんでした。押し引きはもちろんのこと、またがったまま移動するのも楽です。

■加速がすごい!

ものすごい吹け上がりと共に、あっという間に加速します。実際0-100km/hまで何秒なの?とかはわかりませんが、「公道でいつこのパワー使うんですか?」っていう感じです。

単純に早いだけでなくて、加速「感」を味わえる音の演出も良いなと思いました。

3気筒のちょっとザラついた感じと、マフラーからの排気音が荒々しくてメーターのスピード以上にスピードが乗っている感じがします。

■乗り味が滑らか

乗る前はもっとスパルタンなバイクかなと思ってたのですが、久々のネイキッドでも不安なく乗れました。バイクとしての基本性能が素晴らしいです。

サスはよく動く、ブレーキはじんわり良く効いてくれる、ステアリングも自然で、文句のつけようなく乗りやすい印象でした。変な挙動がない。夕立に振られて、路面がびちゃびちゃでも怖くない。

ドライブモードはスポーツモードを使ってもアクセルを丁寧に操作すればギクシャクすることなくスムーズです。

基本は5速か6速で下道巡航可能。山道も下からしっかり粘るエンジンなので、ギア選びに困ることなくスムーズに走ることができました。

■クイックシフターが優秀

これは簡単に言うと、クラッチ操作なしでギヤチェンジできると言うものです。

アクセルを開いている時:シフトアップ可能

アクセルを閉じている時:シフトダウン可能

ただし、回転数が低い時にはクラッチ操作をしないとギヤチェンジができません。

クラッチは元々軽いので操作自体は苦にならないのですが、アクセルを捻ったまま連続でシフトアップしていくような加速ができます。峠道でシフトダウンする際も、エンブレを気にせずスムーズにシフトダウンできるので、とても走りやすいです。

結果、ブレーキとハンドリングに集中できるので、ちょっと気持ちに余裕が持てますね。

 

<その他>

■足付き

私は168cm 75kg 足短めです。両足の親指の付け根くらいまではしっかり付きます。

またがると結構シートが沈みます。

片足だとべったり地面につくのと、車体がとても軽いので不安なく乗れました。

■ポジション

先代のXSR900と比べると前傾気味のポジションです。そこそこスピードが乗ってる状態の方が楽です。低速で長時間だとちょっとしんどいなと思いました。

タンクは絞り込まれているので、ニーグリップしやすいです。

ステップ位置は乗車中は良いのですが、足をつくとちょうどふくらはぎに当たります。

■シート

あくまで私の場合ですが、乗っている間ずっと足の付け根辺りが痛かったです。

シートは柔らかいし、角が干渉する訳でもありません、多分私の動脈に変な感じに当たって血流が悪くなったせいなんじゃないかなと思います。この部分はかなりキツかったので、買う前にきちんとまたがっておいた方がいいと思います。

■バーエンドミラー

色々捉え方はあると思いますが、私は全然アリだと思います!視線移動は必要ですが、十分に後方確認できます。私はすり抜けもほぼしないので、そこも関係なし。

 

<欲しくなったか?>

手持ちのハーレーの代わりになるだろうか?という気持ちで乗ってみたのですが、残念ながら乗り換えたい、増車したいとは思えませんでした。
なぜなら、そこそこ早く走らせてこそのバイクだと思ったからです。「飛ばせ飛ばせ!」と語りかけてくる系のバイクです。

やっぱりこの手の走行性能を尖らせたバイクは自分には合わないんだなと改めて思いました。

・他のスポーツタイプのバイクもほぼそんな感じだと思いますが、ゆっくり走るのがとにかくキツイです。気持ちの良い速度域が高すぎる。前の車が遅いと抜きたくなるし、前傾気味のポジションなので景色を見やすい訳ではない。

・3気筒とは言え4気筒に近い特性なので、よくも悪くもスムーズで、鼓動感のような味がない。

似たようなコンセプトのバイクなら上位モデルの方がいいだろうと!思いこんでいたのですが、XSR900に乗ってみて「むしろXSR700やMT-07などのミドルツインをあえて選んだ方が楽しいんじゃなかろうか?」と思いました。その方が低めの速度域でも気持ちよく走れるのではなかろうかと。

私の求めるものとは真逆の特性のバイクでしたが、デザインはやっぱり好きなので、最後にたくさん写真を載せときます。

事前にこのバイクを調べていてマフラーの溶接跡がもったいないなと思ってましたが、普段の視点だとそんなに視界に入ってきません。

でもせっかくこんなにディティールにこだわっているバイクだし、純正でもいい音のするマフラーなのですから、マフラーの外観にももっとこだわって欲しかったなと思います。もったいない。

そういえば、このバイクには純正オプションのトップケースキャリアがついてました。

積載性ほぼゼロなのでありがたい装備ですが、このバイクはやっぱり買ったそのままの状態でキープしたいですね。

シート下にわずかなスペースがありますが、シートの裏から鍵を挿してガチャガチャやるタイプなので、ETCを入れるくらいのスペースと割り切った方が良さそうです。








 

 

ハーレー エボ ソフテイルに1年ちょっと乗ってみて

こんにちは。
今回はエボ ソフテイルに1年乗ってみての感想などです。

去年の6月末に納車されて、かれこれ14ヶ月ほど乗りました。

早朝から郊外に出かける乗り方で、納車後約9000kmくらい走りました。
現在は走行距離は51000kmですが、どこも壊れそうな気配がありません。

 

■故障など

納車整備をきちんとしていただいたからか、故障らしい故障もなく元気です。

細かなところは、下記2点くらいです。

・チョークの固定ねじが緩んで、勝手にチョークが戻るようになった

・リアブレーキランプスイッチ故障

よく言われるボルトの緩みなどは特にありません。

エンジンオイル滲み、漏れ、異音もなし。

 

■メンテ、パーツ交換とその感想

思いつくものは下記のもの+ヘッドライトバイザーなどの純正アクセサリを見つけてはちまちま交換してます。前後フェンダーチップや純正サドルバッグを付けると、デコラティブ&重厚な方向に振れちゃったので、その方向で色々追加していくカスタムをしてます。

走行中に体に重い荷物(カメラ)を背負いたくないので、収まりの良い純正収納は必須なんです。

 

・オイル交換×3、オイルフィルター交換×1

レッドバロンのオイルリザーブのおかげでだいぶ安上がりです。タイミングを選べば待たずにサクッとやってくれるところも良いです。

・突然壊れるらしいレギュレーターは新車時からついているもののようでしたので、社外新品に交換

イグニッションコイルは、アクセルのものに交換

・プラグは純正からブリスクに交換

→特に効果は体感できず、、、

・エアクリは純正から、S&Sに交換

→回した時の加速が結構違いますね。ノーマルの時は高速追い越しで5速から4速に落としてましたが、交換後は5速でも追い越せるようになりました。

・シートはFLSTF純正からFLSTC純正のものに交換

→サドルバッグによりリア周りにボリュームが出てきたので、試しに買ってつけてみたらフカフカで乗り心地が良くなりました。ただ、腹立つくらいノーメンテで状態の悪い個体が多かったので、何度も買い直してはリペアしました。ベースは合皮ですが、メインシートの後ろについてる飾りは本革ですので革靴同様にメンテが必要ですよ。合皮もラナパーや樹脂用ケミカルなどでメンテしてあげた方が良いです。

・純正パッシングライト装着

→ヘッドライトの根元についてるカバーの平面が気になったので中古でパッシングライト一式と汎用スイッチを買って取り付けました(ON / OFFできないと車検に通らないらしいです)。パッシングのバルブは省電力化のためにAmazonでLEDのものを購入して入れ替えてあります。重厚感が増す&交差点で対向車に視認されやすくなって良いんでないでしょうか。夜間はサイドがより明るく見えます。

・エンジンガード装着

→免許取り立ての頃以降、バイクをこかしたことがないですが立ちごけでも立ち直れなさそうなのと、重厚感UPのために装着しました。V-Twinの51-2076です。海外取り寄せでちょっと待ちましたが、問題なく取り付けられました。安めの製品ですが、作りは良かったです。

・ウインドシールド

→ハーレー純正品を中古で購入。デタッチャブルのハーウェアで何が必要なのかよくわからなかったので、非デタッチャブルのものを中古購入しました。ただ、これも取り付けに当たっては本体とボルトだけでなく、スペーサーが必要でした。スペーサーは寸法を測ってアルミパイプをカットして自作しました。風の当たり方が全然違うので、冬に乗る場合は必須ですね。高速でもこれがないと巡航スピードと疲れ具合が全然違います。

 

★錆対策

→せっかくきれいなメッキパーツでも、保管状況が悪いとすぐサビちゃいます。

私の場合は下記のような感じで対策してます。

・新しいメッキパーツを買ったら、とりあえずガラスコーティング

・雨が降った後は、カバーを外してこもった湿気を飛ばす

・小錆が出たら、スチールウールで優しく磨く

・定期的にプレクサス&水無し洗車

  

 

■14ヶ月乗った感想

・やっぱり田舎道を景色を見ながら、ゆっくり楽しく走れるのがこのバイクの魅力ですね。

・前の車が遅くても、走れてるだけで心地よいです。これに尽きます。かと言って、公道を制限速度前後で走る上で遅いバイクでもないのでその辺のストレスも特にありません。

・私の場合、長い場合でも一日300mくらいの走行距離です。これくらいであればエボのハーレーだからと言う理由で余計に疲れることもないように思ってます。

・燃費は大体20-22km/lくらい。ダンロップの純正タイヤを履いてる分には全然減りません。なので、大きなトラブルがない限りはランニングコストも安い部類ではないでしょうか。

スポーツスターに乗ってた時同様、どんどんステップアップしたくなるのがハーレーの魅力です。ただ、現行モデルに乗ると見た目はカッコよくても乗り味が薄く感じられて、やっぱりエボかなとなります。軽いし、スリムだから取り回しも楽ですし。

・何台かバイクを所有できるなら、買い増しはしたいですけどね。ただ、今のバイクとの入れ替えはハードルが高いです。もう手に入らないですし、状態が良いものは高値なので。

買い換えるなら、エボのロードキングとか?ショベル以前のモデルに乗りたいとは特に思いません。

・かれこれ25年前のバイクですが、意外とノートラブルです。ただし、納車整備や何かあった時にすぐ診てもらえるお店があってこそだと思うので、個人売買では買いたくないですね。

 

■他に乗ってみたいバイク(余談)

・XSR900

→見た目が好き。3気筒ってどんなだろう。

Sportster S

→見た目が好き。加速がエグい&早めにギアを上げれば鼓動感もある。

・M8ハーレーのカム交換&インジェクションチューンしたやつ

→ロードキング、ストリートグライド、ローライダーSTあたり。

年々値段が上がっていくし、好みの乗り味を目指すと費用が青天井、、、。

・R-nine T

→見た目が好き。ただ、オフ車みたいな腰高感のあるポジションが好みでない。メンテ費用が高そう。

トライアンフ ボバー

→見た目が好き。加速感&鼓動感が気持ちいい。

 

エボ ハーレー 乗りによる Rebel 1100 DCTの試乗レビュー

Rebel 1100DCTの試乗レビュー

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ホンダドリームでレブル1100 DCTに試乗してきました。

あまり需要がないかも知れませんが、ハーレー エボ ファットボーイ乗りがレブル1100 DCTのレビューを書きます。

 

一番初めに言いたいのは、2台は同じクルーザーのくくりですが、完全に別物ということです。

もしハーレーを降りたらレブル1100もいいかな?と思ってましたが、今回の試乗でその選択肢はなくなりました。

 

全部個人的な感想なので、気になる方はぜひ実車を確認して頂ければと思います。

 

〈レブル 1100 DCT試乗レビュー〉

 

■ポジションなど

・一番初めに感じたのがライディングポジションの新しさです。僅かに前傾するハンドルと高いステップ位置で、軽くうずくまるような姿勢になります。

上体が起きて足を投げ出すようなクルーザーのポジションとも、ネイキッドのポジションとも異なる新しいポジションだと思いました。レブル1100はフリスコスタイルのポジションをマイルドにしたような感じかも知れません。

 

・シート

今回は30分くらいの試乗でしたが、お尻の位置が固定されるシート形状(=お尻がぴったりシートに収まる)なこともあり、私には長距離はちょっとしんどいかもと思いました。

シートの形って難しくて、お尻がすっぽり包まれるような形だと、加減速時のホールド感が良く、体重が分散されるのでお尻が痛くなりにくいのですが、姿勢をずらしにくいので長距離を走ると腰が痛くなりやすいです。

私が長距離を走る場合は、ある程度お尻の位置が変えられるシート形状の方が腰への負担を減らせるので良いです。

レブルのシート表皮は滑りにくいので、不用意にお尻がずれることがなく、その点では疲れにくいと思います。

 

・ステップ

踏ん張りがきくわけでも、楽なわけでもなく、なんとも捉えどころのない位置に感じました。身長の高い方は脚全体が窮屈かも知れません。ニーグリップはしやすいと思います。

 

・足つき

エボ ハーレー と大差なく、168cm短足でもかかとまでついて、膝がちょっと曲がります。

 

・車重

エボ ハーレー 330kg レブル1100 233kgと役100kgもの差がありますので、またがったままの取り回しまでとても楽です。バランスを崩してもコケにくいと思います。

400cc直4ネイキッドと比べても重心が低い分安心感があります。ハーレー の330kgは、果たして何歳までストレスなく乗れるのか、不安になるくらい重いですね。

 

■エンジン

DCTなので、速度に応じて最適なギア、回転数で走れます。運転中の操作が一つ減るので、疲れにくくなるのですが、オートマモードだと、エンジンがスムーズに回る高めの回転域を使うことになるので、ドコドコ感、一発一発の爆発力が感じにくくなります。普段ハーレーに乗っていると、ここが物足りなく感じます。

ただし、任意のギアを選択できるマニュアルモードを使うと、この物足りなさをいくらか埋めることができます。低速からどんどんギアを上げていけば、低回転をキープできるので、ドコドコ感を味わいながら走ることができます。速度域とギアが合わない場合は勝手にシフトダウンしてくれるので、楽だしエンストもありません。

この点はすごく良いところだと思いました。

もう一点、すごく良かったのはエンブレがとても少ないことです。

スポーツ、ノーマル、レインモードで、エンブレの抑制され具合は異なるのですが、どのモードでもマニュアル車よりもエンブレが効きが薄く、とても乗りやすかったです。

加速についても、スムーズに吹け上がるので、エボ ハーレーよりも断然キビキビ走ることができます。エボ ハーレーと比べると十二分に早いです。

 

■シャーシ、足回りなど

・ハンドリング

旋回性はエボ ハーレーと比べてだいぶ軽快です。スポーツスター と比べても、断然レブルの方が軽快です。その分、直進時の安定感はエボ ハーレーの方が断然高いです。

全然キャラクターが違います。

 

・サス

黒で統一されたかっこいいフロントサスですが、荒れた路面だとヒョコヒョコして単純に乗り心地が悪いなと思いました。車重の影響もあると思いますが、落ち着いた挙動で23年前のエボ ハーレーの方がサスはいい仕事してると思います。

 

・ブレーキ

ブレーキが弱いと言われるエボ ハーレーと比べるのはアレですが、レブル1100はフロントもリアも軽い力で十二分に効くと思います。エボ ハーレーは重量とブレーキ性能でだいぶ車間距離のマージンとってます。ブレーキ効いても、車間は空けた方が良いですが。

 

■操作性

・初めてのDCTでしたが、一度説明を聞いただけで、モード切り替えもマニュアル操作も迷いなく操作できました。

 

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■デザイン

・フロントインナーチューブまでブラックアウトされた、今風のボバースタイルですね。

・単純に黒くしただけでなく、マット、グロス、複数素材を合わせてメリハリのある印象にしています。仮に全てが同じようなマットブラックだと、ペタっとしたおもちゃのような印象になってしまいます。

グロス部分のパキッとしたハイライト、無塗装樹脂のシボのグラデーションがかったハイライトが組み合わされることで各部の造形が際立ち、飽きずに眺めていられる外観になってます。

・ウインカー、メーターケース、ミラーは無塗装樹脂でコストの安いパーツですが、シンプルな造形(工業製品は設計制約があるので、シンプルな形状ほど商品化するのが難しいです)と滑らかな梨地にこだわりを感じます。

・サイドカバーも同じく梨地樹脂ですが、グロスで1100と刻印してあるのが上手いですね。

フェンダーストラットもレブル250と比べて、淵にリブ形状をつけることで、立体感、リヤタイヤの印象を際立たせているように見えます。

・ホンダのウイングロゴはタンクとかなり近しい明度、ホンダエンブレムはトップブリッジとタンクの間に配置してあることにも「とことん黒で統一するんだ!」というこだわりが見て取れます。そこまでやるなら、タンクとフェンダーはソリッドブラックでもいいように思うのですが、ガンメタルブラックメタリックの質感も深みがあって良いと思います。

・レブル1100はコストをかけすぎず、上手に高い質感を出しているように思います。ハーレーはそういった小技は使わず、鉄、アルミ、塗装、クロームメッキにコストをかけた力技で質感を出していると思います。

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■まとめ

・デザインと、クルーザーよりもネイキッド寄りの走行性能をストレスなく楽しみたいなら、レブル1100 はとてもおすすめだと思います。

・田舎道をゆっくりのんびり走りたいなら、他の車種を検討しても良いと思います。

・私の場合、エボ ハーレーやスポーツスターに 乗ってからはその味の濃さに慣れてしまって、他のバイクに乗ってもなんだか薄味に感じられて物足りなくなってしまいました。過去のモデルに試乗するのは難しいですが、エンジンをかけて跨がるだけでも違いがはっきり分かるので、クルーザー(アメリカン)選びに迷われている方はエンジンかけた状態でハーレー の味の濃さも味わってもらえればと思います。

マンションでバイクのバッテリーを充電する方法

 

今回はバイクに乗る機会の少ない冬の間の困りごと、バッテリー充電についてです。

マンションの駐輪場にバイクを停めている方は、充電に使えるコンセントがなくて、困ってらっしゃる方が多いのではないでしょうか?

 

ハーレーはエンジンの特性上、始動にかなりの電力を使うので、バッテリー管理は国産バイクや小排気量車と同じに考えない方がいいです。

 

特にハーレーで純正セキュリティがついている場合、セキュリティを作動させていなくても、自然に電力が消費されていくそうで、オイルが硬くなる冬季はセルボタンを何度か押すうちにあっという間にバッテリーが上がります。

私がスポーツスターに乗っていたときは、そこがほんとに大変でバッテリー が上がる度に、モバイルバッテリーでジャンプスタートさせていました。二週間も乗らないと始動困難になってました。

そんなギリギリの状態でバッテリーを使い続けていると、どんどんバッテリーは消耗していきます。

 

*12月、二週間ぶりくらいにファットボーイ に乗ろうとしたら、全然エンジンかからず、かかってもすぐエンストでかなり焦りました、、、充電してなかれば多分バッテリー切れてたと思います。寒いとエンジンオイルが硬くなるので、始動しにくくなります。

 

このような状況を解決できるのが下の2点。
充電器とコンセント付きモバイルバッテリーです。

これだけでコンセントなしの屋外駐輪場でハーレー の大容量バッテリーを充電しています。

こちらのセットでハーレー に限らず、レブル、MT、Z900など、どんなバイクにも対応できます。

 

  

 

やり方は簡単です。

0、バイクのバッテリー端子に充電用のコネクターを取り付け

        *上の充電器に付属します

1、ポータブル電源を充電

2、充電器をコネクターに接続、ポータブル電源にコンセントを挿す

3、充電 *一晩あれば完了してます

 

<詳細>

■充電時間:普通に始動して乗っていた車両で10時間ほどあれば満充電できました。

 

■電源容量について:エボ FLSTFファットボーイ の場合、YTX20L-BSというのが標準バッテリーです。こちらの容量は19000mAhなので、20000mAhもあるポータブル電源であれば容量的にも問題ないです。

23200mAhの電源が、充電完了後はだいたい65%の容量になっています。

 

■その他:発熱や発火が気になるところですが、ちょくちょく状況確認したところでは、満充電まで変な発熱や臭いが出ることもなく、問題なく充電できました。

約1年半以上、この方法で充電してますが全く問題は出ていません。

充電器自体が弱いワット数でゆっくり充電するものなので、ポータブル電源への負担も少ないと思います。充電器は防水ですが、充電が終わったらすぐ外しておきましょう。

 

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■バッテリー端子にコネクターケーブルを取り付ける

バッテリーテンダーには、車体側のバッテリーに取り付けておけばコードを挿すだけで充電ができるコネクターもついています。

もちろん、面倒ですが付属のワニ口クリップをバッテリー端子に直接つないで充電することもできます。

下の写真はソフテイル のバッテリーです、シートを外すだけでバッテリー端子が出てきます。

バッテリー端子にアクセスするのが面倒な車種は事前にコネクタを繋げて置くことをおすすめします。

 

①下の写真の青丸の位置にコネクタの線を共締めします。
黒マイナス → 赤プラスの順にビスを取り外し、赤プラス→黒マイナスの順で取り付け。自信のない方はバイク屋さんにお願い)

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②コネクタ先端をバイクのタイヤやスイングアームに干渉しない位置に取り付け。

後は充電器とコネクタを繋ぐだけで簡単に充電できます。

ファットボーイの場合、マフラーに干渉して溶けるので、そこも注意。私はキャップを溶かしちゃいました、、、

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私の場合は冬季に限らず、乗る度に充電しています。

この方法は手軽ですし、都度満充電にしておけば安心です。

充電完了後のモバイルバッテリーの残量を見れば、その日のバッテリーの消費具合がわかります。エンジン停止&始動が多い日はモバイルバッテリーの容量も結構減ってますね。やはり1回の始動ごとにかなりの電力を消費してようです。

 

新品バッテリー状態で納車し、そろそろ2年が経過しますがバッテリー電圧は安定しているので都度充電することで、バッテリーを良い状態に保てているのだと思います。

 

以上、コンセントのない、マンション駐輪場でバイクのバッテリーを充電する方法でした。

 

 

デイトナ ドライブレコーダー ドライブレコーダー MiVue M760D レビュー

デイトナ ドライブレコーダー ドライブレコーダー MiVue M760D を1998 ファットボーイ に装着してみましたのでレビューします。

 


youtu.be

 

 <走行中の参考動画>

 

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<実売27000円くらい、これに後で紹介する端子類、取り付け位置こだわる場合はステーも別途必要になります>

<経緯>

走る道によっては煽られることもありますし、万が一の際への保険、万が一の可能性を少しでも下げるために取り付けました。

 

 <使ってみた感想>

・画質はまずまず、回りの車が近ければナンバーも識別できる

・動画を取り込んでdavinci resolveで読み込んだところ、なぜか音声データが消える

(ただし、PCでファイルをそのまま再生すると聞こえる。音は風切り音がすごいので視聴用としては使えなさそう)

・ハーレー の場合、エンジンから離れたハンドルやナンバーなどは振幅が大きいので、そこらへんに取り付けると画像がかなりブレます。特にナンバー上に取り付けたリヤカメラのブレが強いです。要対策。

・専用アプリを用いた、スマホへの転送スピードが遅すぎる(4本、トータル4分程度の動画を転送するのに90分以上かかった。複数のファイルをダウンロードをする場合、ダウンロードが完了する前にファイルが消えることに、、、)

→記録映像として残したい場合は、予め予備のsdカードを持っておいて、途中でカード入れ替えるのがおすすめです。

煽り運転抑止効果の有無はわかりませんが、バイクで出かけるときの安心感は高まりました。

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 <なぜか前後で色味が違います、かなり広角なので実際よりもだいぶ遠くに見えてます>

 

 

<取り付け>

ポイントは下記4点だと思います。この4点をクリアできれば面倒ではありますが、工賃をかなり節約できます。

ちなみに、レッドバロンドラレコ装着工賃を伺ったところ¥30,000弱でした。高いですが、その分配線はきちんと車体の中に入れ込んでくれるとのことでした(空きスペースがなければ不可能なので車種によってはこの限りではないと思います)。

ちなみに自分でやったトータルの作業時間は動作確認含めて、4時間くらいでした。

 

1、イグニッションオンで通電するケーブルを見つけること

2、1を探り当てるための工具を準備すること

3、配線の取り回し

4、前後カメラを取り付けるためのステーを準備すること

 

<1、イグニッションオンで通電するケーブルを見つけること>

M760Dには3本の線画があります。

1、バッテリー+端子に繋ぐ線

2、バッテリーー端子に繋ぐ線

3、イグニッションのon / offに連動して通電する線 

探さないといけないのは3の線です。

ただ、これはETCがついていれば実は難しくなくて、ETCのリレー線(イグニッションオンで通電する線)が繋がっている線がそれです。

勢いで繋いでしまうと危険なので、2で確認します。

 

<2、1を探り当てるための工具を準備すること>

コチラのツールを使えば、簡単にイグニッションのon / offに通電が連動しているかどうかが判断できます。

この後実際に取り付け工程に入りますが、その前に必ずバッテリーのマイナス端子に繋がっている線は外しておきます。

*取説に、動作確認方法、配線の説明が丁寧に記載されているのでここは省略します。ちなみに、カメラと本体を繋ぐ延長ケーブルのようなものがありますが、動作確認の際はコチラも繋いでおかないとなぜかカメラの映像が出ません。

<通電テスターはこちらが安くて便利です、通電を光と音で確認できます>

 

 

<3、配線の取り回し>

パッケージを見ると、本体、カメラ、リモコンとかなりシンプルでかさばらない構成に見えるのですが、騙されてはいけません!

カメラ、リモコンを繋ぐぶっとい線が3本あり、そのどれもがソフテイル には長すぎます。よって、余った線をまとめて収納するスペースが必須なのですがタンク下にもシート下にもそんなスペースありませんでした。タンクを外せばなんとかスキマに埋め込めたかも知れませんが、余ったケーブルが収まる保証もないので、全て束ねてジップロックに入れてサドルバッグ に収納しました。全部まとめると500mlのペットボトルくらいの容量があります。ちなみにスクーターなど、フルカウルのバイクの場合は、構造物を迂回するためにケーブルの長さがギリギリだったりもするようです。

トリプルツリーなどに挟まらないように、慎重にフレームや既存のケーブルにまとめます。

本体取り付け用にマジックテープが付いているのですが、組み合わせを間違えているのかと思うほど、よく外れます。

 

<再利用可能なタイラップがあると、配線をやり直す際にもとても便利です>

 

<バッテリー端子への接続には端子金具が必要です、こちらは付属しません>

ドラレコのリレー線をアクセサリ電源の線から分岐接続するのに必要>

<端子金具をかしめたり、電気作業には必須の電工ペンチ>

 

 

<4、前後カメラを取り付けるためのステーを準備すること>

M760Dにはカメラ用のステー、両面テープ、タイラップまで同梱されているので、そのままでも装着可能です。ただし、そのままだとカメラが広角で車体の一部が映り込んだり、ブサイクな位置にカメラを取り付けることになるので、装着位置に合ったステーを加えた方が良いです。

私はフロントカメラをキジマ の汎用ステーを介してヘッドライトの下辺りにあるブレーキケーブルを止めるステーに共締めしました。

<キジマ の汎用ステー、500円くらい。これがないとヘッドライト、フェンダーが映り込んだ>

 

リアはデイトナ純正のナンバープレート用のステーを使いました。こちらは部品点数少なく、シンプルで良いのですが設計的にかなり装着が面倒でした。

①カメラを締め付けボルトを閉める際、ナットを抑えるためのソケットが入らない

②カメラを締め付けて固定しようにも、普通に締め込んだだけではガタガタ、ワッシャーを追加することになった

 

<高い割に取り付けにくい純正ステー、しかし他に選択肢がない>

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<フロント>

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<フロント>

f:id:super_mikan:20210808222514j:plain<リヤ、振動によるブレがひどい>

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 <リモコン 使う頻度は低いので目立たないところに貼り付け>

 

 

エボ ファットボーイとツインカム ソフテイル を乗り比べ

エボ ファットボーイとツインカム デラックス を乗り比べ

 

少しの時間ですが、郊外でツインカム ソフテイル デラックスに乗らせてもらったので忘れないうちに記事にします。

どっちがいい悪いではなく、私が乗ってみて感じた違いを書きます。

モデルが違いますが、エボのソフテイル とツインカム 96Bのソフテイル の違いと捉えて頂ければ良いです。

 

まずはスペック比較。正確な情報が出ないので誤差あるかもです。

 

 

youtu.be

 

 

■2015 FLSTN  ソフテイル  デラックス

全長240cm(バイクブロスより)

車重330kg(バイクブロスより)

排気量1584cc(バイクブロスより)

最大トルク 117Nm / 3,000rpm(バイクブロスより)

トランスミッション 6速

インジェクション

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■1998 FLSTF  ソフテイル  ファットボーイ

全長240cm(車検証より)

車重310kg(車検証より)

排気量1337cc(海外webより)

最大トルク 97Nm / 2,350rpm(海外webより)

トランスミッション 5速

キャブ

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<跨った感じ>  *私は身長168cm、足は長くありません

・98ファットボーイの方が少しだけ細身な感じがします。

・98ファットボーイの方がフレームのパイプも細いですし、ベースが少し細身な印象です。

・足つきは大差ないのですが、気持ち2015デラックスの方が股が広がる感じがあります。

・スタンドを払った後の引き起こしも、2015デラックスの方が少し重いです。

・ダイナも2001年と2007年式を跨り比べたことがあるのですが、フレームが新しくなるとやはりシート周りが太く、引き起こしが重くなる印象です。

2015デラックスはシートがフカフカで、お尻が後ろにずれにくい形状なのでとても快適でした。

 

<操作系>

・98ファットボーイは、ブレーキペダルの位置がなぜかステップボードの中程にあり、ステップボードに自然に足を乗せた状態から少し手前に引いて、爪先をかなり上に曲げないとブレーキが踏めません。ですので、周りの状況に気をつかうような時には、それなりに構えておかないとすぐにリヤブレーキを踏めません。それに比べて2015デラックスはステップボードの先端にブレーキペダルがあるので、乗車姿勢からすぐにリヤブレーキペダルを踏めます。※追記 エボのブレーキペダルはどうやらかかとで踏み込むものだそうです。そのため、近めに配置されています。ツインカムからはブレーキペダルが強化されたのでつま先で踏める位置に移動されたそうです(by 旧車ハーレー屋のお兄さん)

・ウインカースイッチが98ファットボーイはグニョっとしてて確実に押した感触が掴みにくいです。2015デラックスはスイッチのストロークが短くカチッとした印象で、押したことがわかりやすいです。

・個体差かもしれませんが、2015デラックスはギヤ、ニュートラルの入りがとても軽くスムーズでした。98ファットボーイは止まる直前にニュートラルに入れておかないと、アイドリング中はニュートラルに入れにくいです。

 

<フレーム、ブレーキ、サス>

・フレームが2015デラックスの方が新しく、がっしりしているだけあって、道の凸凹、うねりの影響を受けにくく、安定している印象です。

・98ファットボーイは2015デラックスより道路状況の変化を少し受けやすい感じがあります。とはいえ、下道では気になるほどではなく、高速に乗った時、100km/h前後でなんだかふにゃふにゃとハンドルがブレるような印象があります。多分高速では2015デラックスの方が圧倒的に安定してるのではないかと予想します。 ※追記 状態を伏せ気味にすれば、結構安定してスピードが出せることがわかりました。前輪荷重になってハンドルの抑えも効きやすいです。

・2015デラックスの方が安定感はある反面、カーブや切り返しでは98ファットボーイの方が軽く向きを変えられる印象でした。慣れの問題もあると思いますが。

・ブレーキは2015デラックスの方が初期制動力が高く、安心感があります。98ファットボーイに乗っている時は急ブレーキはできないものと考えて、かなり車間距離を取って走るようにしています。ですので、追い越しの機会を失いがちですが、飛ばして楽しいバイクでもないので大きな不満ではありません。

・下道を走ったレベルではサスの良し悪しはわかりませんでした。一つ言えるのは98ファットボーイのノーマルリヤサスでもスポーツスター の安い方のオーリンズ サスより乗り心地が良いということです。大きめの段差でも、98ファットボーイは体の浮き上がるような突き上げはありません。

・シンプルで軽いエボ、ガッチリ重厚感&安定感のあるツインカムと言う印象です。

 

<エンジン、鼓動感>

・2015デラックスはさすがに吹け上がりがスムーズです。速度が上がるのも早いです。あくまで98ファットボーイと比較しての話ですが、エンジンを回して車速を上げるようなイメージです。一方で98ファットボーイは、スペックの通り2015デラックスより低回転で最大トルクが出る特性からか、回転数を上げなくてもゆったりと車速が乗っていきます。低回転でもノッキングしにくいので、高いギヤでのんびりドコドコ走ることができます。その反面、回しても音と振動の割りに速度が乗りません。※追記 とは言え、高速の追い越しでは1速下げた方て回転数を少し上げてあげた方が追い越し加速はスムーズです。

フライホイールの重量の違いが特性に表れています。

 98ファットボーイ:重いフライホイールで回転上昇がゆっくり、低回転でも慣性で粘り強く回る

 2015デラックス:軽いフライホイールで回転上昇が早い、低回転だとノッキングしやすい

・よく言われる、「ツインカムは鼓動感が薄い」と言うのは確かにその通りだと思います。ただし、「回転域、速度域によっては」と言うのが抜けていると思います。確かに、エンジンの回転域によっては鼓動感、振動が一切消えるタイミングが存在しますが、低回転でノッキングしないギヤ、速度域が選ばれていれば98ファットボーイと同じような鼓動感がきちんと感じられます。うまくそのバランスをキープできれば気持ちよく鼓動感を感じられるのですが、何も気にせず走っていると、エボよりもバランサー付きツインカムの方が鼓動感を感じにくくなるようです。

・キャブ、インジェクションによる乗り味の違いはあまり感じられませんでした。始動性や燃費に表れているのではないでしょうか。ちなみに、タンクが2分割で燃費が計算しにくいのですが98ファットボーイも20km/l以上走ります。※追記 ノーマルなら満タンで300km弱は走れそうな印象です。2015デラックスの実燃費はわかりません。

・エボ エンジン(98ファットボーイ)の振動は、走ることに使われないエネルギーなので、言ってしまえばエネルギーの無駄使いです。

エネルギーの無駄遣いを減らして、エネルギーを効率よく使えるようにしたのが、バランサー付きツインカムエンジン(2015デラックス)だと思います。どちらの味付けが自分の好みに合うかではないでしょうか。

 

<まとめ>

2台を比べてそれぞれの特徴を一言で言うと、こんな感じです。

98ファットボーイ:走るのも止まるのもワンテンポ遅いけど、その分エンジン含めた機械の動きや周辺環境の変化を肌で感じやすい。

2015デラックス:ちょっと重いけど、十分な走行性能がある。

*88Bエンジンのモデルはエボとツインカムでフレームが共通らしく、重さの違いは少ないかもです

 

ミルウォーキーエイトは、3回ほどしか試乗したことがありませんが、さらに高い走行性能を持ちつつも、ツインカムより鼓動感を感じやすい印象です。低回転のトルクがエグいのでドコドコを楽しみやすいと思います。ブレーキがめちゃくちゃ効きますし、挙動が安定してるのでものすごく快適でした。次もし乗り換えるなら、ミルウォーキーエイトにすると思います。

・補足として、エボのハーレー はカスタムする場合はポン付けパーツの選択肢がかなり少ないです。絶版だったり、適合がよくわからなかったりするので、中古パーツや流用に頼ることになります。ただ、ノーマルでも十分に味が濃いですし、調子を悪くしたり、貴重な純正の価値を損なうのももったいないので、基本ノーマルをキープしてます。

・走行に必要なパーツは、サードパーティーの純正互換品が豊富なので、安く直すこともできます。エボもツインカムも壊れやすいと言われる部分はそれぞれありますので、そこは購入前に注意が必要です(年式や、既に修理/対策されているかどうか)

・全体、細かい部分のデザインはツインカムや現行モデルが好きです。エボは板金パーツなどの形状が設計で作った形状そのままな雰囲気(=デザイナーが関与していない)でなんとなく雑な感じです。

・最後に、今回ツインカムのハーレー に乗ってみて、改めてエボのハーレーを選んで良かったなと思いました。エボのハーレーは信号の少ない田舎道をのんびりと走るのが本当に気持ち良いバイクだと思っています。