今回はハーレー のメッキのサビ取りです。
動画も制作しましたので、合わせてご覧ください。
スポーツスター を買った後、ハーレー ディーラーでサビ取りについて相談した時に教えて頂いた方法です。
<左:磨いた後 右:磨く前>
【ハーレー のサビ】
今回は1998年式ファットボーイ のミラーまわりです。
ハーレー のメッキはとてもきれいなのですが、保管方法や手入れが疎かだとすぐ錆びます。
屋外であれば、濡らさないように、雨のあとはカバーを外して湿気を逃すなど、そもそもサビないようにする工夫も必要です。錆方にも程度がありますが、今回のやり方は下の2、3くらいの程度のものにおすすめです。
1、手で触っても段差が感じられない薄いもの(くすみなど)
研磨剤を含まないケミカルで落ちると思います。磨き傷などもないきれいな表面状態の場合は、磨き傷が付くのを避けるためです。
2、白っぽく、手で触ると段差を感じられるもの(上)
3、赤く、ざらざらしたもの(下)
サビが厚いので、削り取る必要があります。ここまで来るとケミカルに研磨剤が入っていなくても、取れたサビによって磨き傷がつくので、磨き傷より手早くサビを落とすことを重視します。
<メッキが剥がれていると思いきや、実は大部分がメッキ表面に浮いたサビでした>
4、メッキがひび割れている、剥がれている
メッキ層が無くなってしまっているので、再メッキするか、ある程度赤錆を落としてシルバーでタッチアップするのが良いと思います。
<メッキ剥がれ>
【道具】
道具は200円くらいで買えるスチールウールのみです。
さらにピカピカにしたければ、メッキ用のケミカルを使用します。
【サビとり手順】
1、大まかに汚れ、埃を落とします
2、スチールウールを指でつまめるくらいのサイズに千切ります。磨いてるうちに密度が上がって、使えない部分が出てくるので少しずつ使うのが良いと思います。
3、水もケミカルもなしで、あまり力を加えずに磨きます。どうしても細かい磨き傷はついてしまいますが、2,3のサビが出ている時点である程度小傷は入っているのではないでしょうか。
【仕上げ】
手で段差を感じられるレベルのサビが落ちたら、メッキ用ケミカルで磨きます。磨き傷がつくとは言っても、肉眼で見ないとほとんどわかりません。
<ハーレー 純正クロームメッキ磨きを使用、しっとりツヤツヤ>
【各種ケミカルなどについて】
<メッキング>
サビレベルでいうと、上記1程度に有効だと思います。段差があるレベルだと、スチールウールの方が早くてきれいに仕上がると思います。メッキ保護液は新品クロームパーツには必ずつけるようにしています。特に、普段磨けない裏面などに。 ちょっと高いですが、セットの容量のもので結構持ちます。
<ハーレー クローム・クリーン& シャイン CHROME CLEAN&SHINE >
安心のハーレー 純正。いい香りがします。しっとりとした艶が出ます。
<花咲かG>
昔からの定番。少し研磨剤入っているようですが、塗装面にも使えます。
<耐熱ワックス、耐熱クリアー>
マフラー、エンジンなどのメッキ保護。
マフラーのステー周辺、ヒートガード裏側などは、一度取り付けるとメンテナンスが難しいので防錆目的でこちらを塗り込んでます。
見えない部分であれば、耐熱クリアー塗っちゃうのもアリだと思います。
私はモーターステージのマフラーの真鍮エンドの変色が嫌だったので、すぐに耐熱クリアー塗りました。
<耐熱タッチペン(シルバー、ブラック)>
メッキ、塗装剥がれに。耐熱なのでエンジン周りもOKです。
<真鍮ブラシ>
⭐︎傷がつくので、パーツ裏面のサビがひどい場合のみ使います
以上、ハーレー サビ落としのあれこれでした。